1話 相続決定と移住決定
父方祖母が病床に伏せるようになり、自身の亡き後を考えた祖母から私たち兄弟5人と相続についての話し合いをしたいと言われ、話し合いが行われました。
祖母の所有している実家の土地は孫である私たち5人兄弟が相続するのが法的な相続となる訳なので。(父は既に他界し父の兄弟はいないため)
しかーし そうは言っても 土地の面積から将来の土地の利用を考えると5人で相続するのは非現実的。3人で相続するのがベストだろうとなったのです。 私たち相続担当ヤナセ兄弟の構成員は、兄 私 弟1 弟2 弟3 。
話し合いの結果、祖母の希望は土地をヤナセ姓として存続させて欲しいという事でした。諸事情により兄は祖母の希望で相続からは外されたので、ヤナセの姓をもつ弟1 2 3の3人に土地の相続は託されたわけです。
しかし 弟2 は既に土地も家も他所で購入していたため 相続を拒否。他の弟1と3も必要以上に土地があっても維持するのがキツイと弟2の分の土地を受け継ぐことを拒否。
そこで 代理で相続するという形で弟2の土地が私にまわってきちゃったのでした。
私は既にアラキ姓になっているし子供もいないため 私たち夫婦が亡き後は本来の相続人である弟2に返すという意味で 弟2の息子(甥)に託すという事で 祖母の希望に沿うように配慮して 祖母の了解を得たのでした。
その時は 私たち夫婦も埼玉にマンションを購入していたし、実家の土地の現況として 母が父から受け継いだ会社があったので 会社がなくなったら貸駐車場にでもしておこうかと軽い気持ちでいたのです。
会社がなくなる事はずっと先の事だと思って。
特に深く考えていなかったかな。。
2016年更地の図。会社も家も見事になくなった。
そんな相続が落ち着いてから 3年経ち。。。
突然「母がいよいよ会社をたたもうかと思う」
と言って来たのです。そうなったら真剣にどうするか考えないといけない。土地をどうするか。。。
私が土地を相続すると決まってから 祖母は自分が亡くなるまでの間 私に
「あなたは娘なんだから 出来るだけお母さんのそばにいてあげないと。静岡に帰ってこれないの?」と何度も言っていました。母の介護を考えたり、子供のいない自分たちが特に縁もゆかりもない埼玉にいても老後が微妙。。となり 仕事とワンズや 資金の事など諸々夫婦で話し合った結果、移住を決意したのでした。
おばちゃん(私)の土地を押し付けられる甥っ子(笑)
つづく〜