6話 我が家の家へのこだわり
スウェーデンハウスさんに決まった訳なので お家の事を進めなくてはいけない。土地の方を片付かせるのに時間がかかるから 時間はたっぷりあるとは言え、我が家は埼玉の現在居住中のマンションも売却しないといけないから やれる事どんどん片づけて行かないといけない。
スウェーデンハウスの設計士の阿部さんに我が家の状況と要望をお伝えした。
我が家には大型犬3頭。そのうち1頭は足が不自由で介助が必要な時があること伝えた。
そして、おウチへの要望。
1、大宮北展示場のモデルハウスの間取りを基本にして欲しい。
2、犬が入って欲しくないスペースは犬止め扉を付けてほしい。(犬立ち入り禁止エリアは キッチンダイニング ウォークインクローゼット パントリー 玄関 お風呂 洗面所 )
3、階段は低く設定してしてほしい。とにかくどうしても段差が出来る所は出来るだけ差が少ないように。
4、寝室にも洗面所がほしい。
5、犬用の外への出入り口ある玄関 足洗い場(そこで犬シャンプー出来たら尚可)トイレ設置出来る場所 犬用洗濯機 汚物流し設置出来るスペースが欲しい。
6、ウッドデッキも設置したい。
7、床材は犬が足を滑らせないもので掃除のしやすいもの(店舗用クッションフロアなど)
と、ほとんどが犬絡みの要望でした(笑)
つづく〜
5話 仕事はどうする?!
永遠に自立しない扶養3頭を抱えているし、40歳過ぎてから住宅ローンというデッカい借金をするのだから 夫婦共々働かなくてはいけないことだけは決定していたのです。
扶養 その1 ぽてとさん
扶養 その2 こたるくん
扶養 その3 ぼたんちゃん
さてさて 夫の仕事は職種が職種なので地方にはほとんど皆無なので新幹線通勤決定。会社からの交通費支給も上限10万となってるので自腹切るのも少ないので 大きな心配ななし。
問題は私だ!!
最初は「田舎でパートすればいいや」と思っていたけど 老後を考えると出来るだけ年金は欲しい。となると正社員でないと。。。
そんなわけで静岡の東部地区の求人情報をリサーチという事で医療エージェントに相談したり 自分のツテで探したり。
まず年齢的に公立病院の正社員はムリ。
民間なら可能だけど、当直や夜勤は逃れられない。個人クリニックは昼休みが長い分 夜は19時くらいまで勤務になってしまう。。
しかも土日休みの病院やクリニックはほぼ皆無。。土曜日は半日勤務が当たり前。
夫の仕事は、残業あたりまえだし ワンズの事を考えると 私まで当直や夜勤や残業に追われる事は避けなくてはいけない。私的にも もうのんびりしたいのが本音だったしね。
そこで色々考えた。
正社員でありながら基本土日休み で 残業なしとなると医療業界では 健診専門クリニックしかない。そういったクリニックはまだ地方にはない。と なると都内。品川 東京近辺で探せば新幹線で通える。しかし医療業界で夫の会社のように交通費上限10万なんて所はあるわけがない。自己負担での新幹線通勤は経済的にどうだろう。健診専門クリニックは勤務開始が早く 終了は比較的早い。距離は倍だけど通勤時間はほぼ今と変わらない。犬たちは朝は休日でも朝ご飯後寝てしまうリズムになっているから 朝早くからのお留守でも寂しがることはない。とにかく夜一緒に過ごす時間が重要だ!
そんな事を考えて 結果的に都内勤務を選んだ。
都内勤務しておいて 静岡で魅力的な転職先が見つかったり パートでいいやとなるまでの保険と考えて。
それならばすぐにでも転職しなくちゃならない。入職して すぐ新幹線通勤します〜と言うのは宜しくないだろうと。周りとの信頼関係や職場に必要な人材だと認めて貰う時間は必要だと思うのでね。
そして バタバタと色んな所に応募し面接して色んな条件や勤務状況を聞き給与提示をされてからお返事というパターンを繰り返した。東京駅近辺では新幹線通勤での早朝勤務は難しく泣く泣くお断りばかりだった。ではではと品川近辺で集中して探して現在の勤務先を見つけた。エージェントからは相場より給与設定が低いとか離職率の高い職場だからと あまりオススメされなかったけど 背に腹は変えられないと面接を受けて 即決まった。
面接してくれた部長に 正直に新幹線通勤の可能性があると伝えるも 笑顔で「通えればいいよ〜 うちの交通費の上限は5万だから それ以上は出せないけど 自腹でいいならいいよ〜」と軽くスルーされた。あまりの軽さに突っ込み入れたくなった(笑)
勤務状況は
勤務は8時30分〜17時または8時〜16時30分
残業 全くなし
土曜日は月1〜2日勤務 有休使って自分で調整可能。
交通費5万まで
で まずまず良しとした。
静岡県東部地区の私の職業のパート時給で一番高い時給で 20日勤務8時間労働として計算してみた。(実際 8時間毎日働かせてくれるとこはないけれど。。)
新幹線代を自腹切っても 都内で新幹線通勤で働く方が手元に残るお金が圧倒的に多いことがわかった。時間をお金で買ったと思って 新幹線通勤を楽しもうと心に決めた。
新幹線通勤は2〜3年後なのに この時すでにちょっとドキドキしてたなあ(笑)
現在の職場からの眺め
木が少ないなあ。。。
つづく!
4話 どこのメーカーさんで建てる??
2013年 冬には移住が確定したわけですが、実は 私たち夫婦は2012年頃から漠然と相続した土地活用のための一貫としてハウスメーカーさんを訪れていました。
家のプロなら土地のプロ って事もあるので。
でも移住が確定してからは、自分たちの家を建てるためのハウスメーカーさんを選ばなくてはいけないことなったのです。
夫のお父さんは一級建築士なので出来ればお願いしたいとこでもあったのですが、お父さんは島根在住のため難しいのでお願いするに至りませんでした。
私たちが求める家は、「大型犬との暮らしが犬も人も快適ならよし」とザックリとしたものでした。
ここからは廻ったモデルハウス メーカーさんの印象を列挙。あくまで超個人的感想です。
1、一条工務店
在来工法でモデルハウスは正統派なモダン和風住宅。年齢層が上の人は好みそうでした。気密性や断熱性は全ハウスメーカー2位と優れているそうでしたが開放感はなし。バリアフリーはオプション。洋風住宅のプランもあってモデルハウスを見たけれど 後に見るスウェーデンハウスのパクリ感満載でした(笑)
2、ヘーベルハウス
CMでみていた耐震構造の赤い部品を見学したり体験したり楽しかった。さすが旭化成と色々関心した。けれど私が好きな三角屋根のオーソドックスな家とはかけ離れたデザイン。それでもプランの提案をしてもらい見積もりまでとってみたのです。あの耐震の赤い部品は増やせば増やすほど耐震性アップするらしい。バリアーフリーはオプションで階段の高さも変更不可。(高額費用で変えようと思えば変えられるらしいけど)中2階とか面白いプランだったけど 犬には優しくないし とにかく掃除が大変そうだった。
3、パナホーム
バブルの頃のトレンディドラマに出てくるようなお家。開放感が印象的だったけれど、やっぱり犬には優しくない作りだった。これといって悪い印象はなかったけど心惹かれるものはなし。
4、ダイワハウス
ヘーベル パナ と作りは大きく変わらずでした。入ったモデルハウスは犬仕様という事で興味を持ったのですが、期待ハズレだった。床はこれでは大型犬は滑るよ。。って感じだったし、ドッグルームって階段下を柵で覆っているだけ。バルコニーに犬の洗い場という名の水栓があったくらいかな。弟2がダイワハウスでお家を建てたので値引きは結構あると言われたけど。。微妙。
5、三井ホーム
ここは素敵だった。
開放感あったし デザイン的にも自由度があった。入ったモデルハウスは南仏イメージのところだったけれど シンプルで良かった。
しかし金額がびっくり。オプションでバリアーフリーとか階段高さ変更とかムリムリって感じだった。
6、住友林業
母と弟1の付き合いで一緒に見ただけ。
ふんだんに木を使ってアピールしてる感じだったけど 温かみがあって まさに家庭って感じだったかな。「きこりん」 が欲しかったなあ。
実は私たちが一条工務店の後に入った時に一条の営業さんがスウェーデンハウスのプチバッシングをしたので どんなもんだろうと興味だけで入った。
そして一目惚れ。
バリアーフリーは基本仕様。廊下も120cm幅が基本。気密、断熱性は全メーカー1位(その当時)階段の高さも自由に変えられる。
犬に優しい=高齢者にも優しい と気づかせてくれた。
結果、スウェーデンハウスさんに即決定。直感みたいなものもあったかな。フィーリングというかなんというか。対応してくれた営業さんが偶然にも静岡出身で驚いた。今でもお世話になってる えんどーちゃん♪
私たちが見たスウェーデンハウスのモデルハウスは大宮北展示場というところでした。最初にここのモデルハウスに入らなかったら スウェーデンハウスに一目惚れはなかったと思う。他の展示場のスウェーデンハウスのモデルハウスには、そこまで惹かれなかったから。なので我が家の間取りは、このモデルハウスの間取りを基本に作成してもらったのです。
本当に大好きだった北展示場のスウェーデンハウスのモデルハウス。。
今はもうないんです。
我が家は和室いらないけど 素敵だったなあ
パティオ
可愛かったなあ。。
続くだお。
3話 会社問題の裏で。
会社問題の裏では、土地の分割 と 母と誰が同居するかで問題勃発。
相続したのは 私 弟1 弟3。
土地の分割方法は、周辺道路の状況や資産価値均等を考慮することから おのずと分割の仕方(それぞれの土地の形や広さ)は決まってしまいました。
誰がどこの土地になるか。
A 狭いけれど大きな市道に面している陽当たり抜群な便利な土地。
B 広いけれどAの土地の建物次第ではやや陽当たりが悪く変形した土地で細い町道に面した土地。
C 細い町道に面しているもののそこそこの広さがあり Bの土地の建物次第では陽当たりが少し悪くなる可能性のある整型の土地。
母は相続こそ出来なかったものの 祖母亡き後、ずっと土地を守って来てくれたので母の希望は全て叶えたい。弟3を除き 皆そう思っていたのです。
母の希望は、
1、兄と同居したい。
2、2世帯住宅がいい。
3、高齢だから一番便利な土地に住みたい。
でした。
これら全てを叶えるべく母は私たち夫婦と暮らそうかとなったのですが、仏壇を違う姓の土地に置くのは好ましくないという事で我が家とは暮らせなくなりました 。(仏壇と離れて暮らせない! 母談)
そのため母の希望がまた増え、弟1と暮らしたい! となったのです。
結果
母と弟1と2世帯住宅で暮らすので、土地はA
弟3は陽当たりや住環境が気に入らないということ と その他の事情で土地を売却することになったので 土地はC
私は土地Aと隣接する土地B
で暮らすことが決定したのです。
これが決定するまでに 大変な泥沼劇があったけれど 記録に残したくないので そこは記録なし。
兄弟みんな仲良くが崩壊したのでした。
家族の皆さん(弟3なし)
またまた続く〜
2話 会社問題!
2013年冬頃母が「会社をたたむ」と言い出したのです。
そうは簡単に言っても そうそう簡単にはいかないのです。母はオーナーであり大株主。それに従業員さんだっている。
そんなわけで会社の現社長に会社の株と権利を渡し、母が会社を手放すことを希望してることや 会社を現在の土地から1年以内に撤退して欲しいと伝えたのは 2014年の冬となってしまったのです。
社長は会社の株を売って欲しいと何度も母に申し入れしていたこともあり
会社の株や権利を現社長に渡すことの合意はすぐに得られたものの その買い取り価格で折り合いが難しかったり、会社の退去時期や実家の土地についている会社の根抵当権解除については折り合いが付かず問題となりました。
家を建てるとなると住宅ローンの関係上 時期や契約者(弟や私の夫)の年齢は結構重要なので、退去は早ければ早い程助かるのですが。。しかも根抵当権を外してもらわないとローンも組めないわけで。。
しかし会社側社長の言い分としては、「株などはこちらの希望をする価格で取引したい。退去は気に入るような良い物件が他に見つかったら退去するいうことで期日を決めたくない。それまで会社が土地につけている根抵当権はそのままでいたい」でした。
平行線が続き、2015年6月にもう一度話し合いを設けたものの社長は一向に考えを変えずで。こちら都合ではあるので株などの取り引きに関しては社長の要望で了解したものの、根抵当権の解除と退去期日に関しては決めてもらわないと困ってしまうのです。退去に関しては1年の猶予で決めて欲しかったのですが。。。受け入れてもらえず。。
こうした問題は感情が入ってしまう親族より第三者ってことで 私の夫が2015年7月から会社の監査会計士などと交渉し、色々難儀してくれたお陰で なんとか全て片付いて現在に至るのでした。
結局、交渉期間 は1年半弱かかったことになりますね(笑)
交渉と言うよりは 社長に逃げ回られてたって感じですが(笑)ともあれ偶然にも夫がそちらの法関係には精通してて助かった訳です。
そうしてようやく2016年6月に土地が更地にできました♪というわけです。
感謝感謝です。
とぅーびーこんてにゅ〜
1話 相続決定と移住決定
父方祖母が病床に伏せるようになり、自身の亡き後を考えた祖母から私たち兄弟5人と相続についての話し合いをしたいと言われ、話し合いが行われました。
祖母の所有している実家の土地は孫である私たち5人兄弟が相続するのが法的な相続となる訳なので。(父は既に他界し父の兄弟はいないため)
しかーし そうは言っても 土地の面積から将来の土地の利用を考えると5人で相続するのは非現実的。3人で相続するのがベストだろうとなったのです。 私たち相続担当ヤナセ兄弟の構成員は、兄 私 弟1 弟2 弟3 。
話し合いの結果、祖母の希望は土地をヤナセ姓として存続させて欲しいという事でした。諸事情により兄は祖母の希望で相続からは外されたので、ヤナセの姓をもつ弟1 2 3の3人に土地の相続は託されたわけです。
しかし 弟2 は既に土地も家も他所で購入していたため 相続を拒否。他の弟1と3も必要以上に土地があっても維持するのがキツイと弟2の分の土地を受け継ぐことを拒否。
そこで 代理で相続するという形で弟2の土地が私にまわってきちゃったのでした。
私は既にアラキ姓になっているし子供もいないため 私たち夫婦が亡き後は本来の相続人である弟2に返すという意味で 弟2の息子(甥)に託すという事で 祖母の希望に沿うように配慮して 祖母の了解を得たのでした。
その時は 私たち夫婦も埼玉にマンションを購入していたし、実家の土地の現況として 母が父から受け継いだ会社があったので 会社がなくなったら貸駐車場にでもしておこうかと軽い気持ちでいたのです。
会社がなくなる事はずっと先の事だと思って。
特に深く考えていなかったかな。。
2016年更地の図。会社も家も見事になくなった。
そんな相続が落ち着いてから 3年経ち。。。
突然「母がいよいよ会社をたたもうかと思う」
と言って来たのです。そうなったら真剣にどうするか考えないといけない。土地をどうするか。。。
私が土地を相続すると決まってから 祖母は自分が亡くなるまでの間 私に
「あなたは娘なんだから 出来るだけお母さんのそばにいてあげないと。静岡に帰ってこれないの?」と何度も言っていました。母の介護を考えたり、子供のいない自分たちが特に縁もゆかりもない埼玉にいても老後が微妙。。となり 仕事とワンズや 資金の事など諸々夫婦で話し合った結果、移住を決意したのでした。
おばちゃん(私)の土地を押し付けられる甥っ子(笑)
つづく〜
記録しておこうっと。
2010年に祖母が亡くなり、その相続で予定外に実家の土地の相続人の1人になったことが全ての始まり。
上京して28年 まさか終の住処が実家の土地になるとは思ってなかったのです。
そんな すったもんだを記録しておこうと思ったのです。
大型犬との暮らしで大型犬仕様の家を検討の方や新幹線通勤を考える方の参考になればということで♪